Posted on 2018/02/05
今回は、厚生労働省の委員会で公表された「平成29年度介護事業経営実態調査結果の概要」の内容に注目します。
平成29年度調査は、全ての介護保険サービス事業者を対象に平成28年度決算を調査したもので、15,062施設より回答を得て集計されています。
これによると、各介護サービスにおける収支差率は全サービス平均では前年度より0.5%少ない3.3%で、サービス別では以下のようになっています。
収支差率=(介護サービスの収益額-介護サービスの費用額)/介護サービスの収益額
※表:厚生労働省サイトより作成
居宅介護支援サービスで赤字となっている他、介護老人福祉施設は前年度より0.9%減となる1.6%の黒字に抑えられました。また、通所介護においては前年度より2.2%減と、大きな減少幅となっています。
同調査では上記の他、サービス提供の状況、居室・設備等の状況、職員配置・給与、収入・支出の状況等も調査項目となっています。
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